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Image by Liana Mikah

​​message

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はじめまして。代表のゆりです。

ホームページに来てくださって、ありがとうございます。

私は、2020年に734gの男の子の

リトルベビーママになりました。

(切迫早産/常位胎盤早期剝離)

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NICUではじめて赤ちゃんに会った日のこと

今でも鮮明に覚えています。

たくさんの機械や管につながれている

わが子を見て、「ごめんね」と自分を責めました。

その光景や未熟児の病気のリスク

受け入れられないこともたくさんありました。

同じ境遇の人が近くにおらず、正期産の他の赤ちゃんを見るたびに

自分だけが特別に思えてしまったり

ネットでの一部の情報から将来に不安を感じてしまったり

産後NICUで頑張っている赤ちゃんを託し

先にひとりで退院してきたあとは、周りの人はなにも悪くないけれど

それでも、早産を経験したことにより

外に出るだけで傷ついてしまうこともありました。

出先で目の前をベビーカーに乗った赤ちゃんとママが通るだけで

一緒にいられない寂しさや羨ましい気持ち

いつあんな風になれるのかなと考えていました。

わが子は、うまれてから5カ月間、病院で頑張りました。

1日1時間の面会のなかで、1回だけおむつを替える。

3時間ごとに搾乳して母乳を病院に届ける。

最初は医療従事者ではない私ができる、ママらしいことは

これくらいしかありませんでした。

はじめて抱っこしたのは生まれて2カ月が経ったころ。

赤ちゃんの顔を近くで見られること

温かい体温を肌で感じられること

当たり前のことができるようになることが

こんなに嬉しくて愛しいのだとわが子は教えてくれました。

優しく家族のように支えてくださった

NICU・GCUの皆様にも、感謝の気持ちでいっぱいです。

退院後は、ずっと一緒にいられる喜び

反面、ひとりで悩むこともありました。

通院の間隔が長くなってくると

先生や看護師さんなど、早産を理解してくれる相手に

気軽に相談することが難しくなったからです。

体調や体の発達に関してのこと離乳食の進め方など

成長がゆっくりで正期産の月齢には合いません。

未熟な早産児ならではの、普段の生活の中での

「?」と思ったことを、誰にも話すことができなかったり

風邪をもらっただけで、入院したこともありました。

また、「何月生まれ?」や「何歳ですか?」と聞かれては

「実は早産でうまれて…」と説明をする。

「かわいそう」「なんでそうなったの」

妊娠中の方には「話を聞くと怖くなる」

「私はそうならないようになにかできるかな」

そう言われたこともあります。

その度に、自責の念を心に閉じ込めて。

このやりとりは、産後2年経った今でもたくさんあります。

そんなわたしを支えてくれたのは、同じくNICUに入院中や

卒業された赤ちゃんのいるママさんたちでした。

「わたしも同じ気持ちだった」「辛かったよね」

そういってもらって心が軽くなったのを覚えています。

ひとりで背負っていた荷物をやっと

「重かった、辛かった」と言えた瞬間でした。

もし、同じようにひとりで頑張っているママがいたら、

今度は、私も力になりたい。

そんな想いから、baby*s breathができました。

富山県の低出生体重児の割合は、約9%。

なかなか同じ境遇のママに出会うのは難しいです。会えたとしても

心の整理ができてなかったり、人に話すことが辛い方もいます。

だからこそ、ひとりで抱えないように、他県で導入されている

小さく産まれた赤ちゃんの成長を見守るための母子手帳のサブブック

「リトルベビーハンドブック」の導入を目指して富山県に要望書を書きました。

*令和五年度より配布されることになりました*

これからも病院・地域・家族とつながれるサークルでありたいと思っています。

同じ境遇の方と話したい、頼りたいと思ったときに

いつでも来てねとお伝えできるように

これからも月イチ交流会「ブーケ会」を続けていきたいと思っています。

リトルベビーママたちのお住まいが

どちらの市町村かわからないので

このサークルの存在を知ってもらうには

たくさんの方のお力が必要です。

​あたたかい応援をよろしくお願いいたします。

代表 ゆり

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